ビリャビセンシオ:燻製肉とカウボーイと美女

三連休を満喫するため同居しているフランス人2人とボゴタ近郊のビリャビセンシオに行ってきました(お断り:初めて訪ねた街ですが満足度が非常に高かったので知ったように書かせてください)。

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Catedral Nuestra Señora Del Carmen

まずビリャビセンシオってどんな街?

日本語でビリャビセンシオ、ビヤビセンシオと表記している方が多いようですが、コロンビアのスぺ語読みでヴィジャビセンシオが本当は妥当かと。ボゴタから2時間半程度(週末は大抵渋滞するので約3時間から4時間を覚悟してください)でアクセスできるこの街は平原地帯が広がるリャノへの玄関とも云われており、アンデス山脈の東の麓に位置するメタ県の県都。ですので夜景好きは既にピンときているかと思いますが、市街の西に位置するBuenavistaという地点からビリャビセンシオ一体が一望できます(山に囲まれたボゴタの夜景とはまた一味違った夜景がとにかく綺麗でした。写真は撮りませんでしたが是非生の目で堪能してください)。更に平原を東に進めばアマゾンのジャングル地帯が広がっています。年中秋の天候のボゴタと打って変わって標高が低いこの街は高温多湿の熱帯地方で、天然パーマのワタシの髪はしっかりウェーブに磨きがかかり、新陳代謝が高めの体は飯を食べるだけでTシャツが汗まみれになるといった具合です。ただ聞いていた以上に夜は風があれば心地よく、長ズボンを履いても不快ではありません。

もともとメタ県全土に渡り25万人程度のGuayupeという原住民が農耕や漁業をして細々と生活を営んでいたとされ、ドイツ人のコンキスタドール(征服者)がビリャビセンシオに入植したのは1537年頃。以後約300年この大平原一体は放置され、村の事実上の設立は1840年。1948年以降は農村での暴力が絶えないコロンビアで立ち退きを余儀なくされた農民約10万人が「約束された土地」ビリャビセンシオに移り住んだとされる。ボゴタへの地理的アドバンテージも生かし、石油、家畜、農作物を供給する重要な街として、1840年当時の人口は20人にも満たない無法地帯の小さな村から、現人口の約50万人の都市へと発展。

どんな人達?

a-saturday-in-villavicencioリャノに住む人達という意味でジャレーノ(Llarenos)と呼ばれる彼らの大半はカウボーイの名に恥じぬ腹の出具合で、とにかくワイルド。メキシカンバーのVIPフロアー(といっても田舎のバーの2階)で隣に座っていた如何にもやんちゃな5、6人のジャレーノおじさん達は完全にがっしりしたメキシコ人の様な体型をしていて、そこに入れ代わり立ち代わり座る女性もまたワイルドでした。それでいてウェストはそれなりに細い。何を食べたらこういう体型になるんだろうと推量するも、「まあ肉だろうが結局は遺伝だろう」という結論になりました。人生は実に不公平です。

到着早々ホテルのおばちゃんと雑談してる時に「ここの女の子は可愛い子が多いって聞いたけど実際どうなの?」って聞いたら「そりゃボゴタより断然可愛いわよ。なんたって暑くて薄着だからね」という返答を頂きました。サンキューおばちゃん、そんな当たり前のことを忘れていてワタシは恥ずかしいよ。

またこれは裏が取れていませんが、畜産が盛んということもあって、欧州系移民が多いチリやアルゼンチンからの移民も多いとか。とにかく日差しも強いので肌は浅黒い人が多く、白人と原住民の混血が多い印象でした。

肉・肉・燻製肉

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Mamona Restaurante El Cabrestero
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Mamona Restaurante El Cabrestero

畜産が盛んで食べ物は当然肉がメインになるわけですが、なかでもご当地グルメで外せないのがMamona(燻製肉)と呼ばれる肉料理。まさに魔物の女性形です。雰囲気含め楽しめる下記のレストランはおススメです。調理はざっくりですが肉自体が新鮮なためかとにかく我々全員無口で食べることに集中してしまったほどです。

伝統スポーツColeo

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Coleo: Too rapid to catch a good pic
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Coleo Llaneros
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Coleo Llaneros

たまたま連休にかけて開催されていたColeoという未知のスポーツを観戦してきました。数百メートルに渡る走路の中で馬に乗った騎士2組がモ~ダッシュする牛を囲い、尻尾を掴んでひっくり倒す。とにかくもの凄いスピードの中で転倒させるので牛は2回転することもあり、そうすると高得点になるようです。初心者の我々は当然、「は?」って反応になるんですが、その辺の指摘は動物愛護団体に任せておいて、あくまでこれは文化と捉えて過剰反応せず楽しみました。間近で観戦して初めてわかりましたが、圧巻のスピード感、そして走路脇に備えられた鉄柵が死と隣り合わせである漢のスポーツだと物語っていました。

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Coleo, Villavicencio
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Coleo, Villavicencio

夜遊び

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Los Capachos, Villavicencio

夜にすることなかったら是非このLos Capachosというクラブに足を運んでみてください。深夜の田舎街が大渋滞になるくらい若者みんなここに集中します。このクラブに来るために週末を利用してボゴタから来てる若者も多いのではないかという程有名なクラブです。実際ここでボゴタの友達5、6人にばったり出会いました。サルサ系の音楽フロアーと、エレクトロやレゲトン等ごちゃまぜの音楽フロアーの巨大なフロア2つに分かれており、加えて解放的な飲食スペースでおしゃべりもできるというディズニーワールドを思い出させるエンターテイメント空間です。ちなみに簡易な食べ物は無料で用意されており、これが結構美味しい。。そしてとにかく美女が多く、友人の友人が繋がった10人近いメンズばかりの我々は、卒業アルバムで一番可愛い女の子を一斉に指をさすように、綺麗な子が通ると無邪気にざわざわする。そしてそのざわざわが絶えない程美女が多く、ホテルのおばちゃんはやはり正しかった。音楽の質が低かったこととボゴタと違って酸素が薄くないからどれだけお酒を飲んでも酔いきれないという奇妙な体験以外は文句のつけようがなく、全員大満足していました。

 

とまあ長くなってしまいましたが、ビリャビセンシオ本当におススメです。

“ビリャビセンシオ:燻製肉とカウボーイと美女” への9件の返信

    1. しげさん、閲覧及びコメントありがとうございます。
      コロンビアは太平洋・カリブ海の2つの大海、アンデス山脈や大平原、アマゾンも兼ね備えた観光産業に恵まれた国で、年々北米・欧州からの旅行者数は急増しています。コロンビアに魅了され住みついてしまうワタシの様な外国人は沢山います。日本人にはまだ馴染みの薄い旅行先ですが、少しでもコロンビアの魅力、そしてワタシが感じたワクワク感を少しでもお伝えできればと思います。

  1. 貴重な情報ありがとうございます。今年の12月、軽いエコツアー的な目的でビジャビセンシオに4〜5日間遊びに行く予定の者です。スウェーデン人の友達のおすすめで決めました。コロンビアは次回で3回目なのですが、ロスリャノスは全般的に危ないとか、単独行動は避けるようにとか、ロンプラで言われています。実際体感治安はどうでしたか?また、ビジャビセンシオ近郊でおすすめの場所あれば教えていただけると幸いです。

    1. ゆかりさん
      連絡遅くなってすいません。そしてコメントありがとうございます。
      「ロスリャノスは全般的に危ないとか、単独行動は避けるようにとか」⇒その認識でいいと思います。個人的に危険だとは感じませんでしたが、データ上はあまり宜しくないので。中・大規模の都市はどこも貧富の差がエリア別に分かれて存在するのでそこは最低限地元の人に聞いて把握しておいた方が宜しいかと思います。
      エコツアーいいですね。ワタシが体験したものでおススメできるのは記事に書いたレストランで燻製肉を食らうのと元気であればクラブでぱーっと酒飲むことですが、次もし行くのであれば乗馬動物園はマストかなと思っています!完全に個人的な趣味で恐縮ですが。ご参考まで。

  2. アツシさん、ありがとうございます。とても参考になります。ビジャビセンシオがとても楽しみになってきました。肉、いいですね!

    ちなみに、エコツアーはビジャビセンシオの町の旅行代理店的なところで手配できるのでしょうか? (ジャングルの中を馬に乗って川を渡るような感じのやつです。)また、Caño Cristalesには行かれましたか?ここもエコツアーのメッカ的にロンプラに書かれていました。

    質問ばかりですみません。わかる範囲で教えていただけると幸いです。

    1. ゆかりさん、

      乗馬の件ですがトリップアドバイザーを見る限りサイトのコンタクトページからメールするかワッツアップお持ちでしたら当電話番号にメッセージ送ればよさそうです。http://campoecologicogramalote.com/ 

      Caño Cristalお恥ずかしいことにまだ行けてないんです涙 
      シーズン(6月頭から11月末に開放)、ガイド必須、空路のみ、だったり縛りが結構あり事前準備が大変そうですが、その分メッカ感は増し増しなのかもしれません。秘境の秘境なので行かれた場合は是非感想聞かせてください!

  3. アツシさん、ありがとうございます!そう、サイトのこの馬が川の中にいる感、まさに私の求めているやつです笑 トライしてみます!
    caño cristalesはなんだか私の想像しているより秘境ですね。多分今回は時期的に難しそうですが、いつか訪れてみたいです^ ^
    色々ありがとうございます。

    1. ゆかりさん、客側からメールしても普通に無視されたりするので(相手悪気なし)、しつこく連絡とるようにしてみてください。
      また治安には十分過ぎるくらい対策はして、是非ビジャビセンシオ満喫してください!

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