違法ドラッグ市場規模約20億ドル

大麻合法化(医療用・嗜好用含む)の流れがアメリカの各州で議論になっている中で、先日女優の大麻所持で逮捕されたのは、外から見ていてある意味斬新でした。

大麻を合法化することで、大麻所持を理由にいちいち逮捕する必要がなくなることによる警官の負担軽減、闇ルートの経済を全て表向きにクリーンに出すことで反社会勢力への資金源を遮断、政府による喫煙率の把握が可能に、医療大麻の治療法調査、嗜好用大麻による観光ビジネス確立等、大麻を合法化することでのメリットは数多く挙げられています。中でも州毎に法律が異なるアメリカでは、ある州が嗜好用を合法化することで最後に挙げた大麻ツーリズムが想像を超えて発展し、州の財源になるという意味でこぞって合法化にしたがっているとも聞いたことがあります。ま、結局金かと。

こういう発言をすると危ない人に見られるかもしれませんが、日本では大麻を麻薬という大きなカテゴリーの単語と一緒くたにしてソフトドラッグ・ハードドラッグの区別もせずに思考停止していることは事実ですし、メディアでもタブー扱いしている状況の方が正直恐ろしいと思っています。今の時代すぐツイッターで叩かれるから言い出すこともできない、建設的な議論すらされてない日本は大丈夫でしょうか。そもそも喫煙人口が多いアメリカと日本を単純比較するのはおかしな話ですけどね。もちろん違法ですよ、日本では。

コロンビアはというと他の南米諸国と一緒で、確か少しであれば所持可能、売買禁止、喫煙に関する法の縛りはなく(自然摂取されることもあるため、これは日本も一緒)、個人用の栽培可能、とかそんなんでした。世界一貧しいムヒカ元大統領で有名なウルグアイは嗜好用も含めて合法。これ全部人から聞いたこと、ネットでさくっと調べた程度の話なので、実際にやりたいのであればオリジナルの法律を自分で調べて確かめてください。ここでは勧めているわけではありません。下記はウィキペディアより引っ張ってきました。青が合法、オレンジが違法だけど緩め、ピンクは違法でオレンジよりは厳しめ、赤は当然違法だし処罰も厳しい。

今回なぜこれを書いているかというと、ロイターによると2015年コカイン・大麻のコロンビア国内市場は20億ドルで国のGDPの0.75%を占めているというニュースがあったため。150万人の中毒者がおり、南米内ではドラッグ依存度で4番目。コカインを年間646トンを生産し世界一、96千ヘクターの土地で栽培されているとのこと。最近はメデジンカルテルやカリカルテルの勢力が衰退する一方で、生産者としてではなく消費者として違法ドラッグに関与するケースが増えてきている。記事では触れていませんが、コカインの精製所はどこかのカルテルが取り仕切る、ジャングルの秘密基地の中ではなく、もはや都会のアパートのキッチンで個人でも精製できるようになり、コカインがもっともっと身近な存在になってきている、という報告もあります。

市場規模感がでかすぎてあまりしっくりきませんが、数年前の時点で日本の違法ドラッグ市場は年間1200億円、若者を中心に40万人の経験者がいると主張する方を信じるとすると、やはりコロンビアの市場はでかいですね。素人目線で考えても、日本で消費されるドラッグは南米で精製されて物流費と仲介業者手数料が上乗せされた単価になると考えたらこんなもんかなとも想像できます。ただ飲酒運転ではないですけど、ドラッグ投与後に運転等されたら怖くて普通の道を歩けません。それはさすがにドラッグの影響力を甘く見ているとしか考えられないで徹底した処罰を望みますが、しっかり議論されないと不幸な結末ばかりが増えていくのではないかと心配しています。

Colombia domestic sales of cocaine, marijuana worth $2 billion annually: government

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