ボゴタの書店で見かける日本人の小説

コロンビア(ボゴタ)の書店にはどんな日本人の文学作品が翻訳されていて、人気なのか。本屋何件かぷらっと寄った際の備忘録も兼ね。

とくに驚きはない

  1. 結論からお伝えしますと、想定通り春樹村上の小説が断トツ人気です。近所にある2階建てのそれなりに大きいPANAMERICANAという本屋(本コーナーの割合の小ささに軽くショックを受けます)の外国人作家コーナーにはざっくり500冊程のうち、彼1人で30冊程占めていました。普通に本読む人であれば知っている、とは言いすぎですが、逆に日本語勉強していて村上春樹を知らなかったらきっと彼らはコスプレイヤーズなんだってことで最近は理解するようにしています。ノルウェイの森(Tokio Bluesという題)、1Q84、海辺のカフカ、有名どころは大抵あります。本屋のお兄さんに人気の日本人作家は?、と聞くとHaruki Murakamiと返答してくれます。これ本当。
  2. そしてその大きいようで小さい本屋にはもう1人の日本人がいました。吉本ばなな(なぜかイタリアで結構有名)辺りが来ると思っていましたが、三島由紀夫でした。変態を軽く匂わせるような頭の賢い外国人3人くらいに、MISHIMAを知っているかと聞かれたことあったので、やっぱり彼はグローバルに評価されているようです。
  3. 旧市街(カンデラリア)にあるもう少し大きめの本屋に行った際には、上記の2人に加えてもう1人いました。川端康成、こちらも安定のランクインでしょうか。雪国(País de nieve)、そして三島由紀夫との往復書簡(correspondencia)という作品。村上春樹はまだ読んだことがないが川端康成なら何冊か読んだ、という日本語を勉強しているコロンビア人の友人もいました。まあノーベル文学賞受賞してますしね。もう1人の受賞者の大江健三郎関しては、以前北部の外国人が多く居住するエリアにある書店で見かけた気がする、という程度です。

書店では見かけていないけど

コロンビア人の友人の多くは、基本的にネットに落ちているPDFで済ませ、わざわざ本を購入しないので、本屋が世のトレンドを正確に反映させているわけではなさそうです。ちなみにIP、知的財産権を疎かにする国はその産業が育たないという噂は本当かもなって思うのは日本と比較して本の流通量が圧倒的に少ないからでしょうか。。コロンビアにもガルシアマルケスというノーベル文学賞受賞者はいるんですが、、日本の図書館、書店のような充実ぶりは金輪際なし。日本の書店で味わうワクワク感が恋しい。

少なくとも以下の作家の一部作品は(さくっとググった程度なのでそれ以上に沢山あるはず)スぺ語に訳されているので、なんらかの形で入手はできるのでは。好きな作家が該当すればスぺ語の勉強に役立つこと間違いなし。以前書きましたが、個人的にノルウェイの森は何度も読んでいるのでスぺ語訳の本は単語クイズをゲームのように楽しめます。楽しめます、の半分は嘘。

少なくとも一冊はスぺ語に訳されている日本人作家

  • 村上春樹
  • 川端康成
  • 大江健三郎
  • 三島由紀夫
  • 宮沢賢治
  • 夏目漱石
  • 芥川龍之介
  • よしもとばなな

以上

“ボゴタの書店で見かける日本人の小説” への3件の返信

  1. こんなのもありますよー↓

    窪美澄「ふがいない僕は空を見た」
    https://japonismo.com/blog/miro-al-cielo-impotente-kubo-misumi

    川上弘美「センセイの鞄」その他いろいろ
    http://www.alohacriticon.com/literatura/escritores/hiromi-kawakami/

    平出隆「猫の客」
    http://www.eltiempo.com/archivo/documento/CMS-16496276

    宮部みゆき「ブレイブ・ストーリー」他
    http://www.frasesypensamientos.com.ar/obra/miyuki-miyabe.html

    その他「源氏物語」「堤中納言物語」
    「葉隠れ」「五輪の書」などの古典は
    けっこう訳されています。

    あとなぜか飯島愛「プラトニック・セックス」も
    みかけたことがあります。

    http://www.jornada.unam.mx/2005/04/03/index.php?section=cultura&article=a32n2vox

    1. カオリ先生ありがとうございます。王道な書物以外も結構ありますね。
      メデジンのブックフぇアは毎年9月の開催のようなのでタイミングあえばですね!

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です