ベネズエラ大統領はコロンビアと戦争がしたい?

かつては大コロンビア、もしくはグラン・コロンビアとしてコロンビアと同じ国でもあった隣国ベネズエラ。2017年4月現在、ベネズエラは病院ですら水が手に入らないなんていう壊滅的な状況を迎えており、間違っても旅行に行くタイミングではないのは有名な話。南米なんて来るまでなんも知らん、って人が大半だと思うし自分もその1人でしたが、似てるようでそれぞれ違う各国の特徴は知れば知るほど面白いです。今回はたまたま目にしたフォーブスの記事がコロンビアとベネズエラの今の政治的な関係をざっくり網羅していてわかりやすかったので共有します。

Nicolas Maduro Wants War With Colombia

ベネズエラ大統領ニコラスマドゥロはコロンビアと戦争したがっている、という過激なタイトルです。記事はこちら(英語)。タイトルでひっかける中身カスカスの記事と思ってましたがさすがフォーブスです。

なんでも先月にはベネズエラ軍がコロンビアの一部国境を越えて違法滞在し(軍事侵攻)、当領地の所有権を主張したとのこと。数日後に追い出されていますが、その Bocas del Jujuというコロンビア東部のアラウカ県にある村には見る限り何もありません。1941年、正式に両国国境となったアラウカ川のコロンビア側に位置してしまった、本来はベネズエラの領土、という主張でしたが地図と写真を見る限り文明の発展していない湿地帯ジャングル。実際ベネズエラもここを本気で狙っているわけではなく、大統領の狙いは長年両国の関係をこじらせているベネズエラ湾の領海の境界線どこだ問題というもっと重要な決め事のためのジャブでありコロンビアの国境問題に関する熱量を確かめたかっただけ、との見解もあり。コロンビアは非常に冷静。加えて、コロンビアの反応によってはベネズエラは軍事的に対応するぜ、とのところまで来ていると。また、ベネズエラの壊滅的状況に関してベネズエラ大統領は隣国コロンビアのせいにしているのも、国内情勢をまとめるためにも隣国を仮想敵国として、という話かと思います。だからガチガチの戦争が起きるってことはないと思いますし、願います。

日本にはほぼ関係のない話のようですが、旧共産圏の仲良しから支持される独裁政権がすぐ隣国にいるという地理的な問題は少し似てるかな。斬首されるくらいなら世界を滅茶苦茶にしてやる、まずは在日米軍基地から、なんて考えには至らせないよう、いずれも注意深く対応してほしいところです。

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