日本とコロンビアを繋ぐ切花

前回母の日のカーネーションにまつわる少し悲しいお話を書いたついでに、今回はもう少し日本に結び付けた視点で調べたのでご参考にして頂ければ幸いです。

主に参考にさせてもらった資料は日本の税関が2016年に作成した切花の輸入と題された資料です。

輸入額ベースでコロンビア急拡大、首位へ

こちらもまず要点から。

  • 日本の切花市場は、国内産が8割、輸入品が2割程度
  • 切花の輸入増加傾向(2015年は392億円で過去最大)
  • 切花の輸入微減(ピークは2012年の4万7千トン、2015年は4万1千トン)
  • 2015年切花の輸入額ではコロンビア産が初の首位
  • バラ:ケニア(44.2%)、コロンビア(14.9%)、エクアドル(9.8%)
  • カーネーション:コロンビア(72.0%)、中国(15.8%)、エクアドル(8.5%)

上記の要点はあくまで2015年の日本市場のお話です。世界全体の出荷量ではあくまでオランダが首位をキープ、続いてコロンビアです。お隣のエクアドルは近年バラの輸出に力を入れており、品質も高く評価されているとか。

花き産業を考える

輸入量が微減してるにも拘わらず輸入額が増えているのは為替が影響しているものだと思います(2012年は70円台後半で、2015年には120円台半ばまで円安へ)。日本の人口が減少するにつれ、渡す相手が減るんだから市場規模が自然に縮小するのは自然な話で、更に花ってそれなりの贅沢品だとすると優良顧客である先進国が人口減少する傾向にあれば当然今後の影響は免れない。一次産品をそのまま輸出しても付加価値はないため薄利、自然環境が整えば参入障壁は高くない(はず)、前回書いた通り労働環境は改善する必要あり、コロンビアの花き産業が生き残る術は産業構造をうまくシフトできるか否かにかかっているかもしれませんね(業界外部の人間なので好き放題いわせてもらっています)。技術がなくても資源があるって、変に食いっぱぐれることもないからある意味で不幸だなって日本と比較してコロンビアを考えた時、よく辿り着く結論です。

 

今日はこれだけ覚えて帰ってください。日本が輸入する花の産地の首位はコロンビア、そして母の日に渡す花で有名なカーネーションに関してはコロンビア産が7割を占めています。

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