ちょっとゾクッとした話@チャピネロ・ボゴタ

どうもメデジン在住ですが仕事の関係でどうしてもボゴタにいなくちゃならなくてテンション低めのスズキです。今日軽く身の危険を感じたことがあったので備忘録として書きます。

金曜午後4時、旨いと評判のエンパナーダ屋に行って写真を撮っていた時の事です。お店自体はエンパナーダの卸がメインで、店内で食べられるわけではなく小窓越しに個人相手にも販売し、その場で立ち食いするスタイル。エンパナーダは本当に美味しくて、店で働くおっちゃん2人はメデジン出身だったので恒例のボゴタの悪口で盛り上がっていた時でした。30代後半の3人の酔っ払いが通りかかる。一眼レフをモロに構えていたところなので「あ、まずいな」と思った時には声をかけられる。ボゴタの中間クラスを軽く下回る地区で1年、メデジンの中間クラスより少しマシな地区で半年、今までコロンビア南部を旅行中に一眼をスラれるという被害はあるものの、物理的に襲われたりしたことはない。ガン無視を決め込むか瞬時に判断しなくてはならないわけだけども、俺らの写真をとってくれよウェーイ、と言われたので、素直にさくっととってはい満足したでしょバイバイのケースを想定。パシャ、ほらよ。写真をちらっと見せてウェーイ、バイバイ、になると思ったらお前も写れよ、はいカメラ貸して、と。いやいやそれはまずいから「いやいや、今仕事してるとこだから邪魔しないでくれ、じゃーね」と言っても帰ろうとしない。お前も吸うか?と1人の手にはマリフ〇ナのパイプが。もう1人の手にはコロンビアの庶民ビールのPokerが。ちなみにPokerは水っぽいけどそれがいい。多分この2人はただのヒッピー体質があるだけでそんな悪い感じはないけど、もう1人のカメラ貸せと言ってきたホームレスっぽいのはビールと葉っぱ以外に白い粉か何かハード系をやってるんちゃうかと思わせぶりな少しアグレッシブな酔い方。ハッピーに絡まれる場合はハッピーにスマートに対応。でもこれ以上は面倒なので次第に雑に対応すると、多分酔っぱらってもわかるんですよね、そういうの。こっちが反応せざるを得ないように挑発してくるんです、「アチョー!!!」ってお馴染みのブルース・リーのマネ。みんなブルース・リーって言ったらそのイメージしかないかもしれないけど下の動画観たら惚れますよ。

尊敬するお方を馬鹿にされる程いらっとすることはないですよね。Be like water My friend言うて内なるブルースが自分の肉体に降臨して目の前のホームレスをボコボコにするイメージを一瞬で想像するも、想像に過ぎないと悟る。残りの2人はいい具合にデキ上がっていてへらへら笑ってるだけ。店内のおっちゃん2人は心配そうにこちらを見守る。周りにいた人も心配そうに見守る。まだ何も起きていない。ワタシが無視を決め込むと、相手して欲しさにハグをしてくる。はいじゃあそのハグでバイバイね、って思ったらそのハグを離してくれない。5秒。長い。力づくでそのピースなはずのハグを解こうとするも、内なるブルースが宿っているのは奴の方だった。。え、これって襲われてるんじゃない?と思ってからハグを解くまでの更に5秒に感じた恐怖といったら。。こういう感覚なんだな、まずい。どうにか解く。無視されたことの逆ギレであくまでも表向きはピースなんだけど体が密着した時に感じる殺気は正直怖かった。普段彼が社会から無視され虐げられているその怒りを感じてくれと言わんばかりにぶつけられた感じ。その後すぐ仲間の2人はもういくぞ、とそのホームレスっぽいのを催促し3人で路地から消える。これ、初めから襲う前提でへらへら笑顔で近づいて3人に取り囲まれたら終りなんだなって思うんです。難しい。お店のおっちゃん2人は悲し気にワタシを見つめる。この微妙な空気。コロンビア人を一括りに危ない奴ら等と括ることはもちろんできなくて、何か悪いニュースが起きる度にため息をつきやりきれない気持ちになるのもコロンビア人だったりする。

ここはまだまだ法なんてまかり通らなくて警察だって信用できない。自分の身は自分で守るしかない。だから戦後コロンビアに渡って一攫千金を夢みた日本人は護衛に常に銃を構えていた、というのは大袈裟な話でもなんでもなかったりする。はっ?と思うかもしれないけど、悪い人は裁かれて良い人は成功する、なんて幻想で、むしろずる賢い人が善人につけこんで搾取する、って構図の方がここでは当たり前な感じがする。感じがする、だけで言い切らないけどここにいると本当にそう感じるんです。

どんな対応をすれば良かったか、は未だにわかりません。上に張ったリンクでも言ってる通り、そういう状況になった時、想像しているようにはうまくいかないんだろうなって思います。はじめからガン無視決め込んでも陽気な3人だし、無視されて逆上されてもいけないし、いつまでも笑顔で対応しても駄目だし。わかりません。先方が1人だったら普段隙を見せないためにもガン無視するけど。常に警戒は怠らず、どこか罪悪感を感じてもやっぱり無視する時は無視する。変に相手しちゃダメ。Don’t think, Feel itとはよく言ったものだよ、師匠は偉大だ。

ギリ、チャピネロ地区を外れたとこ

今回これが起きたのはチャピネロ地区の最後であるカラカス通り(Carrera 14)より一本西に入ったところ。基本、チャピネロ地区周辺でカラカス通りを越えちゃダメですよ、凄い雰囲気変わるから。慣れた頃に巻き込まれる、とか、12月はお祭り気分になりがちでそこを襲われるから注意してねと言われたばかりなのに。わかっちゃいるけど、やっぱダメだなって自戒の念を込めて。

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