パナマ:ハイライトは中国とベネズエラ

約2年ぶりにコロンビアを離れました。とりあえずもともとコロンビアの一部であったパナマ。2週間弱。そんな人間にパナマを語る資格はありませんが、日本語情報も少ないので備忘録がてら書き残します。童貞が女を語ってるんだな、くらいの気持ちで読んでください。

 

いきなりだけど、パナマの中国

中国人ってどこにでもいるって話じゃないですか。パナマにも沢山いました。パナマシティのミニマーケット(いわゆるコンビニ)の店員は大抵気だるそうに働く中国人でした。パナマには中国人が多いため中華が美味いと聞いていたので、ミニマーケットの中国人店員には必ず話かけました、「旨い中華を教えてくれ」と。本当に美味しかった。コロンビア中華とは比較にならない。大きく2つあって、アメリカン中華と本格中華。アメリカン中華は新市街とかでたまに見かける中華レストランで、一人前(Una Orden)の炒飯でも頼めば結構食べる私でも2回にわけて食べる量(5、6ドルとか)。そして本格中華っていうのが中国人街にある中華で場所はDoradoという地域。下にあるEl Doradoというショッピングモール周辺に沢山中華レストランがあります。旧市街からならバスも頻繁に出てるし簡単に行けます。中南米を長旅してて飯にうんざりしてる人には朗報。スペイン語表記すらない繁体語オンリーの店とか沢山あって久々に興奮した。円卓テーブルのあるしっかりした店や、気軽に入れる雰囲気の店と様々。香港でよく食べた海老卵麺、ローストご飯、ワンタン麺、餃子。。食べに食べた。私が通ったとこの値段は一品6ドルぐらいで一回で食べきれる量。ただ味も香港・中国本土で食べた味に似てて、多分八角かな、あの独特の匂いが苦手な人も多いかも。色んな中国人に話かけたけど大抵は広東省出身のためか広東語を話してました。

まあ飯はそんな感じです。あとパナマの中国という話でもう1つ。ミニマーケットで気だるく働く中国人。みんなスペイン語が下手クソでさすがにパナマ生まれの移民ではないんだな、出稼ぎに来てるんだなというのはわかったものの、もの凄い違和感があったんです。みんな笑顔ないし。ミニマーケットに置いてる商品も似たり寄ったりで。色々詮索していくと、どうやら真っ黒な組織に送りこまれた債務者のようですね(みんながみんなではないだろうけど)。中国人の出入国は厳密に管理されていて当データは全て、、おっと誰か来たようなのでここまで。

パナマのベネズエラ

母国の状況が状況だけに結構な数のベネズエラ人が出稼ぎに来ている。本当にベネズエラ人は多かった。その反動でちょっと前までベネズエラ人排斥運動みたいなのが活発だったらしい。例えば、パナマではウーバーは違法ではないけど免許制のような形態になっていて、免許を取得できる条件としてパナマ人である必要があるとか。いちよウーバー乗る度にドライバーに、何人?って聞きましたが全員パナマ人でした(パナマ人でもなんでもいいけど空港から市内向かう時、評価システムのないタクシーや白タクしか選択肢ないとか怖すぎるしボられ過ぎるしオールドエコノミーの職業はとっとと消えてほしい)。

そして、街で知り合った可愛い女の子はみんなベネズエラ人でした。わらう。そんな小国に可愛い子が押し寄せられてパナマの女の子からしたら面白いわけがない。日本の合コンで女の子の幹事以上に可愛い女の子は呼ばれないあの法則、グローバルでもそうでしょうね。嫉妬がすごいってちらほら聞きました。

私が泊まっていたホステルのオーナーもベネズエラ人、従業員もベネズエラ人。彼ら抜きであの国のリアルビジネスからの発展はないだろうね。ベネズエラの政治家らの汚いお金をゴシゴシ洗濯するのもパナマだしねw ついでに日本人の私はビザなしで3ヶ月いられるけどベネズエラ人は1ヶ月なんだって。1ケ月で仕事見つけて合法的にビザ取得は絶望的だから、ホステルのオーナーの家族はベネズエラに残っているって話。

ちょっと脱線。これはベネズエラ人の友達から聞いた話で裏とってませんが、2018年4月時点でベネズエラの平均月給5ドルだって。パナマのスタバでフラペチーノなんて飲んだ日には1ヶ月の給料飛ぶって話。子供がギャンググループを形成し下っ端がゴミ箱を漁り、グループに持ち帰りみんなでわけあって食べるって記事も読んだけど、これ2018年4月に本当にベネズエラで起きてる話です。以前ベネズエラ人のウーバー運転手と話してて、病院に水すらない地域があるんでしょって話ふったら、それこそその運転手のベネズエラに残っている友達の赤ちゃんが水ないことや粗悪な衛生環境のせいで息絶えたって話聞いて日中思わず泣いてしまった。ゴミ回収車もあるけど(石油はたっぷりあるけど)行政の機能がストップして街がゴミとハエで溢れかえってるんだって、マラカイボ。考えさせられますよね。コロンビアにも沢山ベネズエラ人はいたし、私の知ってる限りみんな本当に働き者。経営してる人からはいい評判ばかり。それでも外国で頑張る彼ら彼女らに向けられる視線は必ずしも暖かいものでもなく、嫉妬もまじってかパナマのラッパーにはPuta(売春婦)扱いされたり。特に昔は南米屈指の豊かな国で、国のトップが基地外なせいでこうなったということもあり、外国にいるベネズエラ人が特に今感じている劣等感だったり悔しさは、今後国を再建する際の最強の人的要素となると確信に近いものがあります。クーデター起きないかな。でなきゃ一生訪れることはできないだろうな。

結構コンサバなパナマ人

ベネズエラ人排斥運動もしかり、ちょっと前にはLGBT反対デモみたいなものもあったとか。いや、そんながっつり敬虔なカトリックな国でもないでしょwって話ですが、コンサバなんでしょう。あと路上での喫煙禁止、飲酒も禁止という話で、いやいやと思いましたが、実際ビール飲みながら道路歩いていたら車から「飲酒禁止だぞコラ」って叫ばれました。そしてベネズエラ人排斥の話の延長ですが、職質受けた時にパスポート携帯してなかったらとりあえずパトカー乗せられるらしい。これまた大袈裟なと思いましたが、アルゼンチン人の友達の友達は実際に彼女がパスポートを届けてくれる翌朝まで一晩拘束されたらしくて本当にビビッて携帯してました。まあこれはアジア人の自分にはあまり関係ない話かなと思いつつ、威圧的に構える警察には居心地の悪さは感じました。コロンビア滞在2年で警察に不審者扱いされた記憶はないし、むしろ調子にのって警察の肩ぽんぽんしても怒られるどころか「このハポネスが」なんてノリにあわせてくれたあの穏やかな雰囲気が恋しい(ちなみに日本人の友達はコロンビアの田舎の警察に夜中職質されて財布の中身チェック中に現金スラれた経験ありw)。

甘くみない方がいいよ、治安

治安は地区によると思います。私は新市街?金融街?というか富裕層やスーツ着た人が集まるハードロックカフェ近くのObarrio地区に宿泊。案の定、びっくりするほど治安良し。近くのスタバなんて深夜12時に閉店で、閉店間際まで仕事なり勉強してる人達がちらほらいて、久々の大都会ライフに感動した。深夜1人で歩いていてゴミ箱を漁るホームレスにあったぐらい(それでも夜中の1人歩きは中南米では本当におススメしない)。まあ戻ることはないと思うけど、短期でアパート借りようかなと思い、物件を探したついでにオーナー諸々から得た地区情報などシェアしますね(大半の物件オーナーは外国人で、みんな自分の地区の悪い情報言わないからそれぞれ別の地区の悪口を必ず聞き出しました)。

・San Francisco:ファミリー向け住宅多し。たまにこじゃれたカフェ等あり。ただし独身1人暮らしにはつまらない、という印象。
・Avenida Balboa沿い:海沿いの高層ビル群。お金があれば完璧じゃん、と思うも常に車が走ってるため騒音が気になる人は止めた方がいいとか。そして数ブロック内に入ると治安がガラっと変わるらしい。旧市街に近づく程そんな印象あり。Calidoniaとかアウト。
・El Cangrejo:駅近、レストランあり、バーあり、独身にはもってこいでしょ、って言われたけど。。何もワクワクしないよって個人的な印象。
・Obarrio:大使館が多くとにかく閑静な地区。レストランも無駄に高い印象。いいとこなんだろうけど夜は人気がなさすぎてあんま歩きたくないかな。
・Av Italia:凄い良さげに見えるけど雨の日はタクシーに埋もれAv Italiaの道路が完全に麻痺、ユダヤ教の催しがある日も麻痺。
・Punto Pacifica:トランプタワーあるとこ。日本人の駐在員が多いらしい。
・Casco Viejo:旧市街、観光地。夜は薄暗いオレンジの証明が綺麗だけど小道は絶対歩きたくないし危ない臭いしかしない。

あと治安でもう1つだけ。パナマ運河見た帰り、携帯の充電きれていてウーバー呼べなかったんです。タクシーしかないか、それもド観光地だしタクシー乗るのやだなーと一服していたところに通りかかった外国人カップルに無駄に話かけたところ、彼らは車レンタルしていて方向違うけど途中までなら乗せてってやると。サンキュー、カナダ人に悪い奴はいない、なんて調子のいいこと(結構本気で思ってる)言って、一緒にいた日本人と乗せてもらいました。といっても土地勘のない外国人4人、まあこの辺からならどうにかなるからサンキューということで適当なところで降ろしてもらいました。El ChorrilloというCasco Viejoの西側の地区。バス来ないし駅まで20分ちょいだしせっかくだから観光がてら歩こうかなんて呑気に構えていました。1人目に通りがかったおじさんに念の為、治安は問題ないよね?と確認。午後5時。「馬鹿言うんじゃない、ここは危ないから警察にタクシー捕まえてもらいなさい。」「は、はい。」1ブロック先にたむろする警察5人ぐらいと話をしたらみんな「タクシー乗りなさい。」と。「は、はい。」と。警察にタクシー止めてもらい、警察のいる前で値段を運転手に確認し乗車(これ怠ると確実にボラれていただろうな、って感じの運転手)。ものの5分の道のりでしたが、これは歩いちゃいけない地区でした。ってかそういえばその情報ネットでも読んだわ。ボゴタもメデジンもそうだけど、観光地である旧市街の周辺はやっぱり何度見てもエグイですね。家ってこんなボロボロになるの?ってくらいボロボロで人は殺伐とした雰囲気。パナマの影を目の当たりにしました。貧しい人=危険な人って話をしたいわけでなくて、中南米の場合は往々にして貧困がドラッグと結びついているから厄介なんでんですよね。なのでEl Chorrilloは歩いちゃ「ダメ。絶対。」

 

パナマの物価

コロンビアに2年いた人間の話は参考にならないかもしれないけど言わせてください。たけー。高いよパナマ。それは聞いていたので想定内ではありましたが、クオリティ追い付いてないよ。名指しはしないけどランチで食べた刺身定食、13ドルって書いてて、「ほほう、丸ビルはもっと高いからな」と自分に言い聞かせて食べたけど、お米はメデジンで自炊する時に食べてたものより品質はてなだし、ご飯の量なんて昔サラリーマン時代の意識の高い先輩が「太るから」、「午後眠くなるから」なんていってわざわざ店の人に半分にしてもらった量だし(結局その後宿に戻ってカップラーメン食べる)。ついでに、13ドルからプラスでチップは理解できるけど、そもそも税別ってことはデフォルトで無駄に小銭が必要な会計。もう1つ愚痴らせてもらうと、お釣りを紙幣ではなくわざと細かい小銭で客に返すあのやり方、印象悪いから勘弁してほしい。

一度しか行ってないのにこんな未練たらたらしく書く私、ほんとうにウザいですよね。直近ニュージーランドに住んでいた日本人にこの話するとそもそもランチは当地だとそれぐらいするって言われて、如何に自分がケチか再確認させられたよ(良いもの、好きなもの、応援したいものには惜しみなくお金はだしますよ)。でもね、パナマの最低賃金が4,140ドル/年(345ドル/月)でコロンビアの最低賃金に毛を生やしたぐらいで、これは当然正社員の給与であって飲食のバイトの子達の手取りを想像すると泣けてくるわけですよ(だったらチップ多めに払えって話)。パナマ文書、パラダイス文書が話題になった時、「あれはパナマ人は関係ない」って言ってたパナマ人に同情するよ。富裕層エリアの道路さえボコボコで還元されていないんだなって感じたし。

そして通貨はバルボア。と言っても米ドルとペッグしていて1ドル=1バルボアの硬貨で、それ以下の硬貨はドルとバルボアが乱立して、それ以上は米ドル紙幣が流通している感じ。パナマ滞在3日目でとっととパナマを離れたかった身としては、お釣りを、例え小銭でもパナマでしか通用のしないバルボア硬貨でもらうと萎えた。まあ地価が高いから仕方ないか。改めて通貨って、物価って何だろうと考えさせられる。

パナマ(シティ)最後にごちゃごちゃ

日本語読めるパナマ人、住んでる日本人、旅行者の分際でボロクソ書いてすいません。でも正直、金のない人間にはコロンビアの方が20倍楽しいかな。あってもあの湿気と雨はどうかな。雨季には住めない。そもそもパナマはコロンビアの一部で米国のジャイアン的圧力で独立したわけで(コロンビア人のエリートは結構このこと根に持ってる人いるし、もしパナマがコロンビアに帰属したままだったらって考えると、ね)、印象としてはコロンビアのカリブの一地方都市(厳密にパナマシティは太平洋側だけど)を金融特区にしたって感じ。香港・シンガポールとは程遠い印象だけど湿気具合はいい勝負じゃないかな。

雨の少ない3、4月なのにたまたま自分が外出する時に限って雨だったというのが重なってしまい、すごい印象悪かったけど、ポジティブサイドに目を向けると、高層ビル群の夜景と海沿いのランニング風景とかは非常にリッチで見ていて気持ちいい。3、4月の晴れの日は心地よい。飯も中華は前述したとおり、あと外国人が多いから有名なハンバーガーは当然レベル高かった。値段もね。また大都市で中国人多いこともあって、街中でジロジロ見られることも少なくてその点ストレスは少なかった。高級車もガンガン走っており、素直に金持ってるアピールできる富裕層の地区は傍から見ていて気持ちいい。金融政策を鼻から放棄してる潔さも中南米っぽくて好きだけど、問題は米ドルがいつまで覇権握ってられるかって話もあるよね。絶対なんてないからね。パナマ運河は、旅行者の「せっかくだから」という謎のパワーワードによって15ドル払う価値があるかは人それぞれの価値観だけど、YouTubeにいくらでも船目線、客目線のTime Lapseあるしね。。色々忙しいなか、時間の無駄だなーと思いつつも観に行ったけどね。せっかくだから。

無理矢理まとめると、私の中のパナマはとにかく中国とベネズエラというキーワードがとにかく印象強い。乾季であれば滞在はそんな悪くないところなのかな、でもどこかコンサバな雰囲気と小さな領土とうい心理的な圧迫感、誰もパナマを愛していない(20人ぐらいに聞いた)点は魅力に欠けるという結論でした。

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